古家はぐくむ〜自宅改修記〜

大工と設計士の夫婦が築60年の自宅古民家を改修していきます。小島工務店サイトURL>>>https://kojimakoumuten.net/

縁側にも基礎をまわしてみよう

 

長野に行ったのも早々に、今度は基礎の工事に取りかかります。

 

と、その前にまずは裏庭(?)の草取りから。

 

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草ぼうぼうから人が通れるように

草がわさっと生えていた状態の写真が無かったのですが、

たくさんの草(竹や背の高い雑草たち)をむしり取りました。

 

草をとったら、縁の下の方が低くて、

雨が降ったら家の方に水を呼んでしまう高さ関係でした。

 

危険ですね、思わず「ヒェーーー!」と言ってしまいました。

 

なので土もいくらかすきとります。

 

ちなみに昔ながらの家はだいたいそうなのですが、

縁の下には基礎がなく、束が束石に載っているのが一般的です。

 

床下は外なので風がつうつうです。

そして雨のかからない外に出ているのは、

木にとってはとても良い環境です。

 

→木は水に濡れて乾くのを繰り返す程腐りやすくなります。

 ずっと水の中、もしくはずっと乾燥したところ、が良いという訳です。

 

日当りの良い家ならそれも有りですが、

この家ではジメジメした場所になるため、

縁の下が外にならないように、基礎を打って土台をまわすことにしました。

 

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基礎を打つ部分をまた掘ります

このあたり、夫の従兄が基礎屋さんなので、お願いしました。

 

基礎を打設する部分の土を掘ることを根伐り(ねぎり)と言います。

 

掘ったところに鉄筋を配筋していきます。

 

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型枠をつくります

鉄筋のまわりに型枠を組みます。

 

型枠は広がらないように幅を固定したり、

倒れないように杭を打ったりして支えます。

 

赤く見えるのは芯線を表す水糸です。

 

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コンクリート打設しました

なんとか夜にはコンクリートを打てました。

 

上部は本来窓ですが、基礎を作り直すために、一旦窓は外して置いてあります。

 

なので人や動物が入れないように簡単に養生中。

人も入ってたらこわいですが、猫は本当にこわいですよ!

(マーキングでもされたら家の中がずっとにおうことになります^^;)

 

数日後に型枠を外して、今度は木工事をはじめます。

また次回!

 

 

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