古家はぐくむ〜自宅改修記〜

大工と設計士の夫婦が築60年の自宅古民家を改修していきます。小島工務店サイトURL>>>https://kojimakoumuten.net/

進む床組工事〜建材とうまく付き合うこと

 

前回打設した防湿コンクリート、一晩で乾いて、

次の日には乗っても大丈夫になりました。

 

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防湿コンクリートが乾きました

これがわりと嬉しくて、土間にテント張って

キャンプする計画が持ち上がりましたが、

連日の工事で疲れており、そしてすぐ床を組んでいく予定だったため、

却下!と相成りました・・・残念。

 

外していた窓と欄間も元に戻して、

これで一応ですが、外部をシャットアウトできました!

 

 

いよいよ床組製作開始!

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床組をつくっていきます

夫の友人にも手伝ってもらいながら、

大引(おおびき)を流していきます。

 

最近は、床面で剛性をとるためと、施工のしやすさから、

根太組みせず、3尺のマス目に組んでいくのが主流です。

根太レス、もしくは剛床(ごうしょう)なんかと呼ばれます。

 

今回は、材料費の若干の節約のため、

そして家があまり堅くないので、剛床とはせず根太組みとしました。

 

詳しい違いは外部サイトへどうぞ。

www.house-support.net

 

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大引をながします

床の高さはレーザーで出します。

大引の下には、鋼製束を配します。

 

今の家では、こんな作り方をしているので、

新設した床の不陸問題(ビー玉が転がるとか)は

ほとんどなくなってきたのではないかと思います。

 

 

ちなみに大引は栂(ツガ)を使用しています。

この時点で、土間と大引に防虫防蟻剤を塗布していきます。

 

土間は少し薄めてスプレー、大引には原液を刷毛塗りです。

 

化学製品を使うのが嫌だったため、

天然由来の防虫防蟻剤を使用しました。

(当方、新建材を多用した新築住宅に入ると気分が悪くなるのです^^;)

(通常運転でも、有機溶剤系の防虫防蟻剤はにおいでダメです。)

 

使った製品名は忘れてしまいましたが、

下記サイトのものに近いと思いました。

天然ヒノキチオール配合、ヒバ油由来の物。

www.easteco.net

 

 

自然素材と新建材

予算もあるので、自宅に限らずお客様でも、

すべてを天然由来のものにしよう!とはできないのが現状です。

 

しかし、せめて揮発して体の中に入る可能性の高い塗料や、

肌に近いところのものだけでも

自然素材を使用していきたいものです。

 

良いのだか悪いのだか、私の場合は、石膏ボードや断熱材、合板などは

予算によってはそういったものを選ぶ、という癖がついていますね。

 

建材すべてが悪い訳じゃない。

特性を知った上でどのように選ぶか、ということ。

 

本当にこれにつきます。

何を大切にしたいかを明確にするのが大事です。

 

 

 

床組まだまだ続きます

またも詳しい写真がないのですが、

大引の上に1尺間隔で根太を置き、

根太間には発泡系の断熱材を詰めました。

 

どこもかしこもツウツウの我が家、

床の断熱もそこまでグレードは上げていません。

そんなに良いものでなくとも、当初より格段の効果が上がるのは、

古民家改修の良さかもしれません。

 

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床合板張りました

雑多な感じですが、

根太の上に針葉樹合板の3×6(サブロク)板を張っていきます。

 

これでやっと!

床板が張れます!!!

 

床板は無垢板を購入したので、楽しみにしていた作業なのです\(^o^)/

この作業はまた次回!

 

 

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