古家はぐくむ〜自宅改修記〜

大工と設計士の夫婦が築60年の自宅古民家を改修していきます。小島工務店サイトURL>>>https://kojimakoumuten.net/

あこがれの無垢の床板

 

新年あけましておめでとうございます!

 

年末年始で少し間が空いてしまいましたが、

今年も変わらず、自宅改修工事の記事を

のんびり更新していこうと思います。

 

しかし工事中の我が家はまだまだ寒いです。

すきま風とか。。。

灯油ストーブで暖をとります。

 

冬はなかなか起動できない時がありますね。

体にむち打ちながら、やっていきたいと思います!笑

 

 

興味を持ってくださる方、本当にありがとうございます!

 

 

 

無垢の床板

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橅(ブナ)のフローリング

念願叶って、無垢の床板を購入することができました!

 

ここで言う「無垢の床板」とは、

厚みが15mmあるのですが、

そのすべてがひとつの木から製材されていることを指しています。

 

現在フローリングというと、

表面だけ無垢の木をスライスした突板(つきいた)で、

あとは合板でできているというのがほとんどではないでしょうか。

厚みは12mmが多く、幅は3尺(3枚分で1セット)が多いです。

 

なので無垢の床板であることを強調しています!

 

 

こちらの素材は金山町森林組合というところでお願いしています。

得意なのは杉材なのですが、めずらしく堅木がとれたタイミングでした。

キッチンやリビングには堅木を、と思っていたのでよかった・・・!

 

橅(ブナ)という木は、家具によく使われる材ですね。

 

白っぽくて柔らかい表情をしていて、楢(ナラ)とくらべ女性的と表現されます。

 

 

ちなみに森林組合の方ですが、下記URLにホームページがあります。

www.kaneyamasugi.com

 

秋田県山形県の境にある場所で、

「金山杉(かねやますぎ)」という呼び名である杉が売りです。

 

杉も赤身勝ちで、中温乾燥という乾燥方法を使っています。

見た目も強度もとても良い素材です。

 

一般的には高温乾燥材が流通していますが、

内部割れのリスクがあることや、焦げたようなにおいがします。

 

乾燥方法の違いは下記外部リンクへ!

わかりやすいです。

www.umee-seizaisho.com

 

 

うちの大工さんも嬉しそう

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床板を張っているところです

どんどん床板を張っていきます。

 

実は最近、無垢の床板を張ること自体少なくなってきているため、

手を掛けられるからか、うちの大工さんも嬉しそうでした。

 

簡単な製品もあるのに、わざわざ面倒くさい贅沢な仕事をしている。

と言ってしまえばそれまでですが、

良い仕事をして力を出せることは、職人さんの喜びでもあります。

 

 

白い紙のようなものはスペーサーです。

梅雨の時期なんかは材料が膨張しているため使わないですが、

特に冬場は乾燥して痩せているため使います。

 

リビングは少し乱張りにしてもらいました。

 

 

床板を張る作業はしゃがんだり立ったりの繰り返しで、

下を向いて行うので、腰が痛くなるようです。

 

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最後は喜びとともにぐったり〜

張りきったあとはこの床に寝転んで、

喜びを噛み締めました!

 

 

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