古い家にはありがちなことですが、
この家、もってました。
そうです。
漏っていました、雨が!
雨漏りというのは、建設関係者にとっては「これはヤバい」と思う事案です(^^;)
正直あまり出会いたくなかった...
まあ専門家でなくとも雨漏りは嫌ですよね(^^;)
全体的にはこんな感じで、塗装も何度か塗り直しは見られるものの、
傷みが激しく、剥がれてしまっていますね。
そして錆も浮いています。
少し解説すると、こういった板金の屋根の葺き方を「瓦棒葺き」と言います。
詳しい説明はこちら。
昔は結構多かったのかな、という気がしますが、
現在は心木なしの立平葺きが出てきたため、取って代わられたような印象を受けます。
(三晃金属が普及させたため、現場では三晃式とよく呼ばれます)
この瓦棒、中の心木が湿気の影響を受けやすいという弱点があります。
錆びて板金に穴が開いている箇所もありました。
こういうところは言わずもがな、中の心木も腐っています。
目視で点検しただけで結構な問題箇所がありました。
この雨漏りによって、軒裏も結構傷んでいるところがあり、
中の心木や野地板の傷みの状況もわからないため、
今回は屋根を引っ剝がしてやりかえることにしました。
余談ですが、費用を安く抑えたいときや、コロニアル→板金にしたいときなど、
状態にもよりますが、屋根を剥がさずにこの上から重ねてやる方法もあります。
ということで、まずは足場を掛けて屋根の修繕を進めていきます。
ここから先は、また次回。
ちなみに足場の単管は、工務店をやっている叔父さんの持ち物です。
地域の工務店さんなんかは、自分のところで足場を持っているかもしれません。
参加してみました!応援してくださると嬉しいです(^^)/