古家はぐくむ〜自宅改修記〜

大工と設計士の夫婦が築60年の自宅古民家を改修していきます。小島工務店サイトURL>>>https://kojimakoumuten.net/

実験的キッチン

 

自宅の工事の中では割と早く終わっていたキッチン。

 

その後付け足し付け足しでやっているのですが、

 

今回は最初、とりあえず器具をつける前のところまで作った工程を追っていきたいと思います。

 

解体前のキッチン

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20年使用していなかったキッチン。

片付けはじめたところで、更にごちゃっとしています。

 

2階に事務所はありますが、他は誰も住んでいなかったので、

雨戸も閉まっていて、なんだか暗い。

 

下地工事

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解体するところは全然写真が残っていないのですが、キッチンをどんな風につくるか

方針を固めて、下地を作ります。

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全景。

左側に立っている柱は、長野まで買い付けに行った古材です。

長野県の蔵に使われていた栗の五寸柱です。

 

この時の記事はこちら。

kominka-myhome-renovation.hatenablog.jp

 

大黒柱にするんだったら小さいと思いますが、部屋も狭いので、

五寸くらいでちょうど良かったかなと思います。

この家のポイントになりました。

 

 

コンクリートブロックにモルタルを塗る

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キッチン左側はもともとお風呂場があり、タイルが張ってありました。
解体してはつった際、コンクリートブロックが出てきたので、仕上はモルタルを塗るだけとしました。

最初、普通のセメントを使ったのですが、重いし、すぐ剥がれてきてしまって失敗。

軽量モルタル(水を混ぜるだけになっているもの)を使ったら、とても施工性が良かったです。

モルタルが落ちないよう、下にラス網も付けています。

 

上はベニヤとしました。冷蔵庫と収納で隠れてしまうので、最低限です。

 

セパレートタイプの手作りキッチン

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流し台は真ん中に作りました。

両側から使えるかな?と実験的な配置にしました。

 

材料は、この家のトイレの建具枠に使われていたヒバです。再利用。

ここは水がかかるので、つや消しのウレタン塗装をしています。

 

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コンロの穴をあけたチェリーの天板と、カウンターは古材のけやきです。

チェリーには、熱が加わることを考慮して、屋内用の不燃塗料を使用しました。

ohhashi.net

 

自宅リフォームで好きにやっているため、コンロまわりにも木を使用していますが、

新築では、確認申請の際に役所等といろいろすり合せをしないと、

これでいけるかはわかりません。

 

でも、置き型のガステーブルなんかだと、

下に鉄板を敷いてたりするのをよく見るので、そのくらいでいいのかなあ。

 

まあ、キッチンも木製にしたいという酔狂な人は、頭数も少ないでしょうね。

 

長くなってしまったので、器具などはまた次の記事で紹介します。

ではまた。

 

 

 

 

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